公益財団法人 人権教育啓発推進センター

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新型コロナウイルス感染症と人権に関する座談会

やさしさやいたわりこそが 人と人とを支えてくれる。 感染を体験した一人として、 心から実感できました。

パーソナリティー住吉 美紀さん

いまだからこそ考えたい、本当に大切なこと。

いまだまん延を続ける新型コロナウイルス感染症。感染者やその家族、医療従事者などへの不当な差別や偏見が社会問題となっています。原因は、目に見えない感染症ゆえに高まる社会不安です。
でも、待ってください。言うまでもなく、ウイルスは人を差別しません。感染する可能性は誰もが同じ。感染したあなたが差別や偏見を受けることを想像してみてください。私たちが恐れるべきは、人ではなく、ウイルス。人として心を寄せ、エールを送ることこそが必要なのではないでしょうか。
なぜコロナによる差別や偏見が起こるのか。人々や社会はどう立ち向かえばいいのか。ほかの誰かのことじゃなく、自分自身のこととして、一人でも多くの方にお考えいただければと思います。

思いやりの心を肌で感じることが
「頑張ろう」という力をもたらしてくれた。

私自身、4月に新型コロナウイルスに感染しました。ありがたいことに、差別や偏見などを感じることはなく療養し、その後、日常生活に復帰できました。それはおそらく、私が関わって暮らしている方々のやさしさのおかげだと思います。
入院中から助けてくれた友人、仕事をカバーしてくれた仲間たち、温かいメッセージを送ってくださったリスナーの皆さん、それに普段多く話すことのないご近所さんも、マンション内でお会いしたときには「心配してましたよ」「元気になってよかったですね」と、声をかけていただきました。そんな皆さんの気づかいや温かさに、ただただ喜びとありがたさを感じましたし、「元気にまた社会の一員として頑張ろう」という気持ちになりました。
まわりの人からの励ましやいたわり、やさしさやぬくもりが伝わってくる、肌で感じられるということは、感染された方はもちろん、医療に携わる人、またそのご家族にとって、いちばんの薬になるというか、「負けないぞ」という力になるんだという、そのことをぜひご理解いただければと思います。
偏見なんて持ってほしくない。そして、私自身も偏見を持たない。人として、そう強く思います。

住吉美紀さん
PROFILE
〇1996年アナウンサーとしてNHKに入局、2007年の紅白では総合司会を務め、「プロフェッショナル 仕事の流儀」などの人気番組も担当。
〇2011年よりフリーとなり、同年10月よりTOKYO FMの「住吉美紀のBlue Ocean」のパーソナリティに。好奇心旺盛で型にはまらないキャラクターで人気。
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