7月4日(金)~8月15日(金)
人権ライブラリー 展示スペース 9:00~17:00 入場無料・土日祝休
<「大阪にあったハンセン病療養所」(木村直)紹介文より>
外島保養院は、1907(明治40年)に公布された「癩予防ニ関スル件(法律第11号)」に基づき、全国5ヵ所に設置された公立療養所の一つとして、1909(明治42年)に現在の大阪市西淀川区に開設されました。しかし、1934(昭和9年)9月21日未明、史上最大規模の「室戸台風」が高知県室戸岬付近に上陸し、大阪を含む京阪神地方に甚大な被害をもたらしました。外島保養院の施設はほぼ全壊し、わずかな時間で入所者173人、職員3人、職員家族11人(当時の入所者597人の約3割)、そして施設拡張工事関係者9人と多くの命が奪われました。
これらの主因は、療養所に適さない1級河川の河口、海抜ゼロメートル地帯に建設されたことが原因でした。さらに、差別を背景とした反対運動により移転計画が実現せず、これが災害をさらに深刻化させたため、「ハンセン病への差別が生んだ人災」とも言われています。
現在、外島保養院の跡地は工場地帯として再開発され、当時の面影はほとんどありません。この状況は、未来の全国のハンセン病療養所の一つの姿なのではないかと考えました。それほどに、日本全国のハンセン病療養所は次世代への継承をどのように行うか、展望は見えず、ハンセン病療養所で暮らしている人々や暮らした人々の声はかき消されていくようです。そこで本展では、外島保養院の現在の姿に焦点を当てつつ、人々の記憶から消えつつあるハンセン病療養所の景色を考察します。
写真家・木村直さんと陶芸家・伯龍さんをお招きして、トークイベントを開催します!
トークイベント開催日時
2025年8月8日(金) 15:00~16:30(受付開始:14:30)
※開催後1週間アーカイブ配信を行います。
会場
人権ライブラリー「多目的スペース」
〒105-0012 東京都港区芝大門2-10-12 KDX芝大門ビル4F
※ (公財)人権教育啓発推進センター併設
登壇者
木村 直(アーティスト・写真家)
黒尾 和久(国立重監房資料館 部長)
伯龍(アーティスト・陶芸家)
参加方法
会場参加
オンライン(リアルタイム)配信
※ 申込者には、YouTubeライブリンク先URL等の詳細をメールでお知らせします。
参加費
無料 ※要事前申込
定員
会場参加:40名(先着順)
オンライン(リアルタイム)配信:上限なし
皆様のご参加をお待ちしております。
※お一人ずつでのお申込みをお願いします。
WEB上の受付フォームよりお申し込みください。
FAX、メール、郵便でも受け付けしています。
受け付けが完了した方には、参加票をお送りしますので、開催当日、受付までご持参ください。
[1]メール
件名を「トークイベント(8/8)」として、必要項目として
(1)会社(団体)名・所属
(2)お名前
(3)電話番号
(4)参加方法
(5)メールマガジン配信のご希望(希望する場合のみ「配信希望」とご記載ください)
をお書き添えのうえ、下記お申込アドレス宛てにメールをご送信ください。
library@jinken.or.jp
[2]FAX
下記の申込用紙をダウンロード・印刷し、記入欄に必要事項をご記入の上、FAX番号「03-5777-1954」宛てに送信してください。
[3]郵送
上記の申込用紙をダウンロード・印刷し、記入欄に必要事項をご記入の上、下記までご郵送ください。
人権ライブラリー
〒105-0012 東京都港区芝大門2-10-12 KDX芝大門ビル4F
TEL:03-5777-1919 FAX:03-5777-1954
【事前申込締切日】8月7日(木)午後4時まで ※先着順/中止の場合等に連絡いたしますので、必ず事前にお申し込みください。
※事前申込必須です。
※参加申込受付後、開催日までに参加方法を記した参加票をFAX又はEメールでお送りします。