人権ライブラリー

「人権を学ぼう」コーナー

これから「人権」を学びたい人のために日本の主な人権課題をご紹介します。

こども

いじめや体罰など、子どもが被害者となる事案が後を絶ちません。子どもは一人の人間として最大限に尊重され、守られなければなりません。

文部科学省が実施した令和２年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によれば、小・中・高等学校における暴力行為の発生件数は６万6,201件、いじめの認知件数は51万7,163件であり、依然として憂慮すべき状況にあります。また、令和３年に警察がいじめに起因する事件で検挙・補導した人員は、198人となっています。
法務省の人権擁護機関が調査救済活動を行う人権侵犯事件においても、令和３年には、学校におけるいじめ事案が1,169件、教育職員による体罰に関する事案が51件、児童に対する暴行・虐待事案が253件と高水準で推移しています。